司法書士ふじい相続オフィスの藤井です。
今回は家族信託(民事信託)のお話をさせていただきたいと思います。
家族信託って費用が高そう、難しそうというイメージを持たれている方が多いかと思われます。
たしかにある程度の費用はかかるのですが、それでも実は家族信託こそがコストパフォーマンスにおいて優れている場面がございます。
それは、不動産があってご本人様が認知症になってしまった後、施設費用捻出のために、その不動産の売却を考えているケースです。
家族信託以外にも、任意後見や法定後見といった方法もありますが、現行の法律では一度後見制度を使ってしまえば、基本的にその方がお亡くなりになるまでずっと続くものになります。
親族が後見人として就任し、後見監督人がつかないケースは年間のランニングコストというのは発生しませんが、そういったケースは年々少なくなりつつあります。(後見監督人がつきやすくなっております。)
初期費用はある程度かかりますが、結局のトータルコストで考えると家族信託がお安くなることも少なくありません。
もちろん、後見制度には「身上監護権」など、ご本人の生活や福祉面を支える手厚い仕組みが備わっており、優れた点も多くあります。
後見、信託どちらもメリットデメリットがありますので、慎重に検討されてからの判断をおすすめいたします。
詳しい内容はふじい相続オフィスのyoutubeの方で解説しておりますので是非ご覧くださいませ。
今回は以上となります。ありがとうございました。